「動画の配信・収録がしたいけどセッティングが面倒くさい・・・」
つい先日社内で出てきた言葉です。
最近はサービスの案内や説明を動画で見る機会が多くなりました。弊社でも動画を活用していきたいと以前から声が上がっています。しかし、カメラや収録機材を出してきて、たくさんのケーブルをつないで・・・となると収録をはじめる前にくたびれてしまいます。
なので思い立ったときにパッと収録できるのが理想的です。
まず前提として、
- 設置するのは照明ダクトレールのある会議スペース
- マルチカメラにしたい(話者だけじゃなくて手元のアップや別アングルのカメラが欲しい)
- セッティングしたまま使用していないときに邪魔にならない
- セットチェンジも極力簡単にしたい
という事で今回作成したのが「ダクトレール吊りカメラ」と「多機能カメラワゴン」です。
ダクトレールに吊り下げるのは照明だけじゃない
幸い、会議スペースには照明ダクトレールがあったのでそれを活用することにしました。
メインカメラはOBSBOT Tail Air: AI搭載 4K PTZストリーミングカメラです。
出力インターフェースに、NDI、Micro HDMI、更に有線LanとUSB Type Cにも対応しているので様々なシチュエーションに対応可能で、ハンドジェスチャーでズームや録画の制御まで出来るのでコントローラーがいらない!というのも今回の趣旨にとてもよく合いました。
このカメラを長尺(60~90cm)のフィクサーでつり下げられる様に3Dプリンターでパーツを作成。写真にはありませんがフィクサーのベース部分に落下防止ワイヤーを取り付け。 接続部を引っかけシーリングにすることで脚立を使わなくてもひねるだけで簡単に脱着ができます。ベース部分にUSB-C電源アダプターを内蔵したので給電も可能になりました。
実際に使ってみると脱着が簡単。想像以上に簡単でびっくり! ダクトレールの中央と端にそれぞれフィクサーの受けとなるシーリング変換プラグをつければ、好きな位置ですぐにカメラをセットしたり端っこに寄せて収納したりできます。
周辺機器の収納とカメラの設置が出来るワゴン
普段フィクサーにカメラを吊り下げたままですが、もう一台カメラをセットしたい場合にはこのワゴンに設置できるようにスタンドを装備。 また、ワゴンには電源タップを付けているので撮影時に小物の充電やカメラへの給電もできます。
この2つのアイテムを常時会議スペースに置いておくことですぐに収録・配信ができるようになりました。また、ワゴンに必要な物がまとまったのでちょっと自席でWEB会議が収録なんてこともすぐできるようになりました。実際に運用する中で不具合の修正や欲しい機能を追加していきます。
まとめ
OBSBOT Tail Airが登場したことでオペレーター、撮影スタッフの要らない簡単なシステムを構築することができました。 OBSBOTに限った話ではありませんが、小型PTZカメラと収納ワゴンの組み合わせはアレンジ次第でさまざまなシチュエーションに合わせることが出来るのではないでしょうか。